革の表情を引き出す、シザーケース製作の要「漉き割り機」のご紹介
BLINK SCISSORS CASEでは、すべて自社の設備を使用し、ひとつひとつ丁寧にシザーケースを製作しています。
今日はその製作工程の中でも、欠かすことのできない「愛機」をご紹介したいと思います。
革の魅力は「厚みの表情」にあり
僕自身、革製品の一番の魅力は革の「厚さ」にあると思っています。
ただ分厚ければ良い、というわけではなく、製品ごとに最適な厚みに調整されてこそ、美しく、機能的に仕立て上がるのです。
たとえば、すべてのパーツが同じ厚みだと、どこか無表情で単調な印象になってしまうことも。
逆に厚みをしっかり残す部分と、すっきり仕上げる部分を巧みに使い分けることで、革製品ならではの立体感や陰影が生まれます。
これは、ヘアデザインにも通じる感覚かもしれませんね。
革の厚みを自在にコントロールする「漉き割り機」

BLINK SCISSORS CASEのアトリエにあるこちらの堂々とした機械は、「漉き割り機」と呼ばれる専用設備です。重量はなんと500kg超え。
内部にはベルト状の刃(バンドナイフ)が設置されていて、革を通すことで回転しながら薄くスライスしてくれます。
厚みを0.1mm単位で調整できる精度
この漉き割り機のすごいところは、革の厚みを0.1mm単位で調整できるという点。
使用する部位やデザインに合わせて、革の状態を一枚ずつ見極めながら、最適な厚みに整えています。
革の表情を引き出す、相棒のような存在
BLINK SCISSORS CASEのすべてのシザーケースは、この機械で丹念に革の厚みを整えるところから始まります。
私たちの製作において、なくてはならない頼もしい存在です。
これからも、この機械と共に、ひとつひとつ心を込めてシザーケースを仕立てていきたいと思います。
BLINK SCISSORS CASE