「見えない部分こそ丁寧に。」ダッカールストラップの製作風景

「見えない部分こそ丁寧に。」ダッカールストラップの製作風景

シザーケース-WW-のダッカールストラップの製作風景

ダッカールストラップは、一見すると「まっすぐにカットしただけ」のように見えるかもしれません。
しかし実際には、多くの手間と工程を経て、1本ずつ丁寧に仕立てています。

製作手順

① 革を貼り合わせ、曲線をつくる

2枚の革を接着剤で貼り合わせ、綺麗に切りそろえます。
このとき、シザーケース本体に沿うように、わずかにカーブをつけながら接着しています。
直線で貼り合わせてしまうと、装着時にフィットしづらくなるためです。

ダッカールストラップ製作:貼り合わせ工程

この時点では、断面の角(コバ)が立っており、まだ仕上がっていない印象です。

② コバの角を削る

エッジャーという道具を使って、手作業で角を落とします。
よく手入れされた工具を使うと、断面が滑らかに削り出され、仕上がりに美しさが加わります。

コバ処理(角落とし)の様子

③ ヤスリがけ・磨き

自然な質感に整えるため、丁寧にヤスリをかけます。
その後、専用の薬剤を塗布して断面を磨き、毛羽立ちを抑えます。
さらに透明の仕上げ剤を塗布し、断面を補強します。

④ 仕上げと縫製

最後にミシンで縫い合わせて、しっかりと固定。
接着だけでは不十分なため、長く安心して使っていただくための工夫です。

ダッカールストラップ最終仕上げ後

完成したシザーケースWWとストラップ

ほんの一部にも、たくさんの工程と想いを込めて

写真では伝わりにくいかもしれませんが、最初の画像と比べていただくと、断面が滑らかで光沢のある仕上がりになっているのがわかると思います。

このように、たった1本のストラップにも妥協なく手をかけることで、シザーケース全体の美しさと使いやすさが生まれています。

この記事を読んで、あなたの相棒となるシザーケースに、少しでも愛着を感じていただけたら嬉しいです。

BLINK SCISSORS CASE 田中

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